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2018.05.09 ITエンジニア科2年制 ブログ

【Webシステム科】第2回:30秒でできるプログラミングを体験してみよう!(Jチャンネル その2)

みなさんこんにちは。Jです。

第1回では、30秒でできるプログラミングを体験してみよう!というテーマで「paiza.IO」を紹介しました。第2回は「めちゃ不思議!誕生日当て!」というプログラムにチャレンジしてみたいと思います。

それでは、早速「paiza.IO」を開いてプログラミングの準備をしましょう!

誕生日を当てるプログラムの仕組み

誕生日を当てるためには、次の数字マジックを利用します。この計算でなぜ誕生日が分かるのかは不思議ということにしておくと夢が膨らむので気にしないで下さい。

  1. 誕生日の「月」の数字に4をかける。
  2. その数字に9を足す。
  3. その数字に25をかける。
  4. その数字に「日」の数字を足す。
  5. 最後に225を引く。

プログラムの実装

これをプログラムするには、第1回のSystem.out.println();というプログラムを次のように書き換えます。例えば、誕生日が1月2日であれば、

  1. 誕生日の「月」の数字に4をかける。は、次のようにプログラムします。
    System.out.println( 1 * 4 );
  2. その数字に9を足す。は、さらに次のようにプログラムを加えます。
    System.out.println( 1 * 4 + 9 );
  3. その数字に25をかける。は、さらに次のようにプログラムを加えます。
    System.out.println( (1 * 4 + 9) * 25 );

    演算子(+、ー、*、/)の優先順位に従う必要があるので、25をかけるには、それまでの計算結果を()括弧で括ります。

  4. その数字に「日」の数字を足す。は、さらに次のようにプログラムを加えます。System.out.println( (1 * 4 + 9) * 25 + 2 );
  5. 最後に225を引く。は、さらに次のようにプログラムを加えます。
    System.out.println( (1 * 4 + 9) * 25 + 2 – 225 );

以上で完成です。

相手をびっくりさせる方法

プログラムは上手く動きましたか?

それでは、次に、誰かの誕生日を言い当ててびっくりさせる方法を考えましょう。このプログラムを誰かに「月」と「日」のみ入力してもらって4.まで進めてもらいます。実行結果をあなたが見て、最後の5.(225を引く)はあなた自身が暗算して、誕生日を言い当てると、相手をびっくりさせることができるはずです!

それでは、続きをやっていきましょう!

「月」と「日」を入力してもらえるプログラムに改造する。

誰かに「月」と「日」を入力してもらうために、次のプログラムの準備をします。

  1. 4行目のプログラムを加えて下さい。これは数値を入力してもらうためのプログラムの準備です。

    (追加するプログラム)
    import java.util.Scanner;

  2. 次に、9行目と10行目は削除します。これは、第1回で文字列を入力するプログラムで使用したのですが、今回は別のプログラムを使って数値を入力してもらうので不要です。

  3. 次に、数値を入力してもらうプログラムを追加します。
    ここでは詳しい文法を省略します。そのうち自然と分かってくるので、なんとなくプログラムを打ち込んでみてください。簡単なプログラムの説明は以下の通りです。

     9行目:数値入力の準備(scannerを使い始めるための宣言をします)
     10行目:月を入力する(キーボードから月(数値)を入力するとmonthに数値が設定される)
     11行目:日を入力する(キーボードから日(数値)を入力するとdayに数値が設定される)

    (追加するプログラム)
      Scanner scanner = new Scanner(System.in);
      int month = scanner.nextInt();
      int day = scanner.nextInt();

  4. 計算部分を修正する。
    入力してもらった「月」と「日」の部分を次のように修正します。

    (修正前) 1月2日の場合
    System.out.println( (1 * 4 + 9) * 25 + 2 – 225 );

    (修正後) 1monthに、2dayとして書き換えます。そして、最後に225を引くのはあなたが暗算するので削除します。

    (修正するプログラム)
    System.out.println( (month*4+9)*25+day );

  5. プログラムの実行
    それではプログラムを実行してみましょう。画面左下の「入力」タブを選択して、例えば10月24日生まれの人であれば、次のように打ち込んでもらい、「実行」ボタンを押すと225を引く前の計算結果が表示されるので、あとは、暗算で225を引いた数値が誕生日となります。

    (入力画面)


    (実行結果)

    (暗算で計算する)
    1249ー225=1024 ・・・ (10月24日生まれ!)

まとめ

いかがでしたか?

今回は少しプログラムの説明を省略して実習してもらいましたが、なんとなく意味が分かりかけてきた人もいるのではないでしょうか。第3回は今回のプログラムの詳しい説明を加えながら「性格占いプログラム」を作成したいと思います!

お楽しみに!