今回のテーマは「AI(人工知能)」についてです!
最近何かと話題のAI。前回のブログで紹介した「クラウド」や「IoT」とも関連が深く、切っても切れない関係です。
身近なAIとして、SiriやAlexaなどの「スマートスピーカー」や、自動で家の間取りを学習して効率よく掃除を行う「お掃除ロボット」などがあります。
最近ではAIを活用した自動運転車が話題になるなど、どんどん人工知能の活用が進んでいます。
それでも、「AIに関するニュースをよく耳にはするけど、あまりピンと来ない」という人も多いのではないでしょうか?
今回は業界でも大注目のAIについて徹底解説します!
AIは「Artificial Intelligence」の略です。
Artificial = 「人工的な、人造の」
Intelligence =「知能・理解力・思考力・知性」
AIは簡単に言うと、人間と同じような知能(推論や判断など)を人工的に実現する技術や概念のことを言います。
AIと一括りにしていますが、じつは大きく2つに分類されます。
①特化型人工知能 … 弱いAI
②AGI(汎用人工知能) … 強いAI
①の特化型人工知能はある分野に特化したAIです。「音声認識」「画像認識」「囲碁や将棋などの対局」など、特定の領域において高いパフォーマンスを発揮します。AIとして身近な存在になっているのはこちらの技術です。
現状の「弱いAI」においては「画像や音声を認識して判定・判別すること」や「文章からを解析すること」、「ルールが決まっているゲーム」など特定の機能に特化しています。これらをどのようにして「弱くないAI」にするかという技術も盛んに取り組まれています。
②のAGI(汎用的人工知能)は人間と同じような幅広い知能を持つAIのことです。人工知能という言葉から多くの方が連想するのは、このAGIではないでしょうか。
ドラえもんや鉄腕アトム、ターミネーターのような存在がイメージできますね!
ですが、残念ながら②のAGI(汎用的人工知能)はまだ存在していません。
1.ロボット
AI(人工知能)は、ロボットの知能としても活用されています。現在はまだ人間の要求にすべて応えられるレベルには達していません。チャットボットの様に定型的なやりとりができる程度です。
「Pepper」など、店舗での顧客対応をするロボットにもAI(人工知能)が搭載されています。
しかし、今後のAI(人工知能)の発展次第では、ロボットが自分で最善の判断を下して受け答えや行動することも可能になるでしょう。
2.Amazonなどの「レコメンド機能」
Amazonなどで見られる「あなたにオススメの商品」といった部分にもAI(人工知能)が活用されています。
ユーザーが過去に購入した商品の特徴やジャンルなどから、それらの商品に近い商品を抽出しています。
3.自動運転機能
車に搭載されたセンサーによって、周囲にいる車や人を検知しながら動く「自動運転機能」もAI(人工知能)によって実現されつつある分野です。まだ、一般的な普及にまでは至っていませんが、将来的には自動運転が普及していくと予想されています。
AIエンジニアはAI開発の研究・開発、AIによって蓄積されたデータの解析などが主な仕事です。
AIエンジニアの仕事は、
・プログラミング系(機械学習エンジニア)
・アナリティクス系(データサイエンティスト)
の2つに大きく分類されます。
スマートフォンや家電製品など、身近なものにもAIが搭載されるようになった現代、AIの精度をより上げていくための技術開発が、AIエンジニアによって日々行われています。
AIエンジニアに求められるスキルは具体的な業務内容によって異なりますが、基本的なスキルについてご紹介します!
●Python(パイソン)・・・現在のAI開発分野で主に利用されているプログラミング言語
AI技術の発展と普及によるニーズの増加に加え、文法がシンプルでわかりやすいことから、プログラミング初心者が最初に学ぶ言語としても人気が高いです。
●数学・統計の知識 ・・・微分、積分や確率、統計について
AIプログラミングでは、数学や統計学の基礎知識も重要。高校で習うレベルの数学の知識があればよいとされています。
近年の急速なAI技術の発展・普及によって、注目度が高まるAIエンジニア。
第一線で活躍するためにはAIやプログラミングに関する相応の知識と、継続的なスキルアップ、努力が必要です。
世界を大きく変えるかもしれない技術開発に携われることは、やりがいにもつながりワクワクが止まりませんね!
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