ハッカーという言葉を耳にすると、他人のコンピューターなどへ不正にアクセスするなど悪いイメージを持つ方も多いのではないでしょうか?しかしハッカーという言葉には本来、悪意は含まれていません。
一般的にハッカーはコンピューターやインターネットなどについて高度な知識や高い技術を持っている人を表す言葉で、善悪の意味合いは含んでいません。
ハッキングという言葉についても同様で、本来の意味はシステムやネットワークの解析をすることを意味しており、プログラムを不正に書き換えるなど悪意を伴った行為ではないのです。(ちょっと驚き!)
ハッカー = コンピューターやインターネットなどの高度な知識や技術を持つ者 ◎
ハッキング = ハッカー(高度な知識・技術を持つ人)がシステムやネットワークの解析を行うこと ◎
ただしハッカーは2種類に分かれます。
サイバー犯罪への対処など、知識や技術を善良な目的のために利用する人をホワイトハッカー、反対にIT関連の技術を駆使し不正にネットワークへアクセスしたりプログラムを破壊したりする人をブラックハッカーと言います。またブラックハッカーはクラッカーとも呼ばれることがあります。
ここ近年、情報通信技術の進歩に伴い、個人や企業、国が保有する情報のデジタル化が急速に進んでいます。またネットワーク通信の技術を活用したSNSやWebシステムの活用により、サイバー攻撃の対象は増加傾向にあります。これらを守るホワイトハッカーの役割が増えています。
さらにサイバー攻撃の手口も次第に巧妙になっています。例えば、ランサムウェアと呼ばれるサイバー攻撃を受けると、自身のPCに保存されているファイルやシステムなどへの利用やアクセスが制限。解除の引き換えに、攻撃者から身代金を要求されるケースが報告されています。
今後ますます、高いレベルの知識やスキルを備えたホワイトハッカーの役割が重要になっています。
IT・コンピュータ関連の専門学校や情報系の大学などで、情報セキュリティの知識やスキルを身につけることができます。また、一部のIT関連企業では、情報セキュリティに関する研修が受講できたり、資格取得の支援があったりします。
ホワイトハッカーとして仕事をするためには、特別に資格を取得する必要はありません。
しかし、「情報処理安全確保支援士」などの国家資格取得者は、情報セキュリティに関する幅広い知識や高度な技術力が証明できるため、ホワイトハッカーとして採用される可能性が高まります。
愛媛県警連携プロジェクト:サイバーパトローラー委嘱
毎年ITエンジニア科3年制課程の1・2年生が愛媛県警からサイバー犯罪防止の任務を受け、インターネット上で発生するサイバー犯罪に関わるような違法情報を収集し、犯罪防止に協力しています。
IT・コンピューター、サイバーセキュリティなど最新技術に興味のある方、一緒に河原電子で学びませんか?
世の中を変えるほどの力を持つハッカーやプログラマーって、めちゃくちゃかっこいいです!
ここで1つプログラマーやハッカーをテーマにした映画作品をご紹介!
皆様もご存じの「サマーウォーズ」
2010年に公開されたにも関わらず、あたかも未来を予見していたかのような作品ですね。OZ(オズ)という世界中の人々が集うインターネット上の仮想世界が舞台となっており、このOZの世界がハッキングAI「ラブマシーン」に乗っ取られてしまったことで、主人公の高校生小磯健二が懸命に立ち向かう姿が描かれています。