先日、国立研究開発法人情報処理推進機構(NiCT)にて、毎秒1ペタビットの高速大容量通信の伝送実験に成功したそうです。
世界初、4コア光ファイバで毎秒1ペタビット伝送に成功 (NiCTのWebサイトが開きます)
毎秒1ペタビットのすごさを書いてみると、まずビットは0または1で表すことができるデータひとつ分です。そしてビットが1000個集まると、「キロ(K)」ビットと補助単位がつきます。以降1000倍ごとに補助単位が変わり、
キロ(K)の1000倍 ⇒ メガ(M)
メガ(M)の1000倍 ⇒ ギガ(G)
ギガ(G)の1000倍 ⇒ テラ(T)
テラ(T)の1000倍 ⇒ ペタ(P)
となるので、1ペタビットは「1000×1000×1000×1000×1000ビット」、つまり1000兆ビットのデータを1秒で送っていることになります。私たちが普段よく利用する無線LANでも、近年せいぜいギガビット単位の入り口に入ったところですので、こちらは光ファイバーでの伝送とはいえとてつもない量のデータ送信ができることはわかるかと思います。
また今回は早期実用化が期待できる設備での実験とのことで、インターネットがさらに大容量化・高速化する日も近くなってきました。
Web経由で利用するシステムの開発を目指している当学科としても、とても気になる話題です。Webを経由して画像・動画を送るシステムはもはや日常となっていますが、今後さらに色々なデータを高速に送れるようになりそうで楽しみです。