6月より当校のAOエントリーが始まり、当学科にも早速エントリーをいただいております。ありがとうございます。
連日開催しているオープンキャンパスにも毎回多くの参加者にお越しいただいておりますが、その中で、ご本人やご家族の方から
「文系ですが、プログラムの勉強についていけるでしょうか?」
という質問をよく受けます。
まずそもそも私自身が文系出身、しかもまともにコンピュータに触れたのが社会人になってからですので、充分やっていけます。ご安心ください!!・・・といってもこれは極めて優秀な技術者である私個人のケースになるので、文系でも大丈夫という根拠を示します。
①プログラムは手順書
プログラムはコンピュータに計算指示を行わせるための「手順書」です。この手順書を書く言葉や方法を学ぶことこそが、プログラム学習の第1歩になります。プログラムとして書くべきことを理解し、正しい構成で記述できれば、コンピュータは指示した通りに動いてくれます。
②プログラムの進め方は文章の進め方と同じ
プログラムに書くことは、大きく3通りの指示の進め方しかありません。
・まず○○をする→次に△△をする(順次)
・もし◇◇なら○○をする、そうでなければ△△をする(選択)
・××の状態なら、○○を繰り返す(反復)
決まった流れを正しく組み立てることができれば、十分プログラムになります。
いかがでしょうか。ある意味「作文」みたいで、プログラムの勉強はむしろ文系っぽいかもしれません。
しかし、将来的には資格試験の勉強もあり、またプログラミングでも複雑な処理を使うこともありますので、学習過程のどこかで理系の知識が必要になることは否定しません。ただそれはそのときが来たら改めて勉強すればよく、理系出身であろうともそこは同じです。
ということで、
「文系でも十分プログラムの勉強にはついていけます!(キリッ)」
というのが私の回答です。
もしコンピュータ系の専門学校への進学を考えている皆さんは、これからぜひ文系・理系問わず英語はしっかりと勉強しておいてください。
コンピュータは世界共通のものです。またプログラムはアルファベットで入力しますし、ITに関連する用語は英語をそのままカタカナにしたものが大量に出てきます。会話はできなくてもいいですから、英語の単文をそのまま読める程度の「慣れ」があると今後がずっと楽になりますよ。
XX年前、高校の担任(英語担当)から「あんた喧嘩売ってんのか?」と真顔で言われたほど英語の成績がとびぬけて悪く、エンジニアになってから苦労した私が言うので間違いありません!
当校への進学を考えている皆様に役立つ情報となれば幸いです。(なるのかなぁ・・・?)